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頑張るな、明確に不完全にスムーズに楽しめ / エフォートレス思考[ グレッグ・マキューン ]

頑張るな、明確に不完全にスムーズに楽しめ

エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する

グレッグ・マキューン=著 高橋璃子=訳

筆者について

グレッグ・マキューン Gred Mckeown

Mckeown Inc.のCEO。アドビ、アップル、グーグル、フェイスブック、ピクサー、セールスフォース・ドットコム、シマンテック、ツイッター、VMWare、ヤフーなど名だたる企業のコンサルティングをおこなう。著書『エッセンシャル思考』は全米ベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ紙やファストカンパニー誌、フォーチュン誌などで取り上げられたほか、NPRやNBCなどの有名メディアでインタビューを受けた。ハーバード・ビジネス・レビューやリンクトインに人気ブログを寄稿し、ポッドキャストとしても人気が高い。世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。

巻末より引用



本と手に取る前に知りたかったこと、やりたかったこと

  • 無駄な努力が何か知りたい
  • 成果を上げるための考え方と行動を知りたい
    成果をあげたい

要点

頑張れば成果が出るわけではない

  • もしも日々が困難で、上り坂で大きな岩を押し上げているような気がするなら、問題を逆に考える
    「成果を出すために、もっとも簡単なやり方はなんだろう?」
  • 「楽をするのは悪いことだ」という思い込みを捨てよう
  • エフォートレスな精神とは、大量の情報やノイズの中にありながら、今やるべきことに対する注意と集中を失わない状態

楽しくやる

  • 嫌なことを我慢するより、楽しくできる方法を探したほうがいい
  • 「怒りや不満」を【感謝と思いやり】に変換することで、「やらない」から【やる】に変換できる
  • 十分な休息は、未来のストレスを減らすためにも役立ちエフォートレスな精神を手に入れれる

エフォートレスな行動

DEFINE 明確なゴールを描け
  • 仕事を困難にする確実な方法は、ゴールを曖昧にすること
  • ゴールを描くことは、終わらせるためではなく、始めるためにも有効
  • 先に待ち構える様々な困難を予想して、怯んでしまう人は多い。それを避けるには、明確な最初の一歩を決めること
SIMPLIFY 手順を限界まで減らす
  • 成功したいなら、まず終わらせる
  • 今とは2.5秒。2.5秒をモノにして、最初の一歩を有利に踏み出そう。
PROGRESS 不完全さを受け入れ、ゴミを作る勇気を持て
  • 「どんなに醜くても」いいから、手軽に失敗して修正できるようなモデルをたくさんつくろう
    そうすれば本当に重要なことを、最短ルートで成長できる
  • 不完全さを受け入れ、ゴミを作る勇気を持てば、私達は始めることができる。
    マシなものができれば、ゴミの中からあっと驚くようなブレイクスルーが生まれる
PACE ゆっくりはスムーズで、スムーズは速い
  • 重要なゴールに向かうとき最初から急ぎすぎると、息切れして結果的には遅くなってしまうことが多い
  • エフォートレスなペースで進む最善の方法は、上限を決めること

エフォートレスな仕組化

  • 読書はこの世で最もレバレッジの高い活動。
  • みんながやっていることをともて上手にやるよりも、誰もやっていないことをそこそうまくやったほうがいい
    誰もやっていないことをとことん極めれば、あなたの価値は飛躍的に高まる
  • 日々の生活で重要なことを自動化することが、後に大きな利益を繰り返しもたらす
    健康、人間関係、お金、家庭、キャリア、趣味

信頼度の高い契約をデザインする

  • 結果 どのような結果を望んでいるか?
  • 役割 誰が何をするか?
  • ルール 最低限達成するべき基準は何か?
  • リソース どのようなリソース(人、お金、ツール)が必要で利用可能か?
  • 評価 進捗をどのように評価し、報酬に繋げるか?

読書感想

オススメ度:★★★★★★★★★

ビフォー
  • まずはやってみる、努力をしてみる。そこから見えてきた景色を改善をしようとする。
  • 改善のタイミングも仕方も主観的。
  • 疲弊してしまい理想の目標までたどり着けない。
気づき
  • 頑張ることをやめて、楽にやることを考える。
  • 行動することは大切だが、成果を生むための行動という根本を忘れてはならない。
  • 明確なゴールを描くこと。これが何より欠けている。
  • 不完全さを受け入れることで行動ができる。
  • 急ぎすぎることのないようにセーブをする必要がある。
TO DO
  • 楽にやる思考をつける。仕組み化、自動化、外注化。
  • 明確にゴールを書き出す。具体性を呼び込むため。
  • ゴミを作る。失敗を早いうちに重ねることが大きな成果を出すためには必要。

大好きなエッセンシャル思考の続編だが、全く同様にエフォートレス思考もよかった。いかに自分が無駄な行動・思考をしているかを突いてくれる。

具体的に、どう考えればいいか、何をすればいいのか丁寧に解説してくれる。
思うように成果にたどり着けない人には絶対に役に立つ。★は10点満点。