読書を最高の貯蓄へと変える具体的指南 / 精神科医が教える 読んだら忘れない読書術 [ 樺沢紫苑 ]
読書を最高の貯蓄へと変える具体的指南
精神科医が教える 読んだら忘れない読書術
樺沢紫苑=著
筆者について
樺沢紫苑
精神科医、作家
1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。
メールマガジン「精神科医・樺沢紫苑 公式メルマガ」など15万部以上を配信している。その発行部数は国内でも屈指。
Facebookページの「いいね!」数は約14万で、個人では最大規模のFacebookページ運営者として知られている。Twitterフォロワー数は約12万人。こうしたインターネット・メディアを駆使して、精神医学、心理学の知識や情報をわかりやすく発信している。「日本で最もインターネットに詳しい精神科医」として雑誌、新聞などの取材も多い。また、過去20年間の読書数は6000冊以上にものぼる。その脳化学的な裏付けのある「記憶に残る読書術」により得た知識や情報をSNS上での紹介や執筆活動を通じて広くアウトプットしている。
著書に『メールの超プロが教えるGmail仕事術』『ツイッターの超プロが教える Facebook仕事術』『SNSの超プロが教える ソーシャルメディア文章術』(いずれもサンマーク出版)、『もう時間をムダにしない!毎日90分でメール・ネット・SNSをすべて終わらせる99のシンプルな方法』(東洋経済新報社)、『頑張らなければ、病気は治る』(あさ出版)などがある。
巻末より引用
本と手に取る前に知りたかったこと、やりたかったこと
- 読書のより良いインプット方法・アウトプット方法を知りたい
- 本の選び方、いい本とは何かを知りたい
樺沢さんの著書をもっと知りたい
要点
読書のメリット
- 記憶に残るとは「自己成長につながる読書術」であり「人生を変える読書術」
- 「インプット量」で勝ち、「アウトプット量」で勝ち、自己成長のスピードで勝てば、ライバルに圧倒的な差をつけれる。 一番簡単なのは、読書量を増やすこと。
- 他人の経験を活かすことで、時間の無駄を減らして、最短距離で成功への道を歩むことができる。
- ただ楽しみながら読むだけで、記憶にも残り、学びも大きく、自己成長につながる。「自己成長」を目的にしないほうが、結果として猛烈な自己成長につながる。
- 知識は最高の貯蓄である。
読書術
読書法
- 脳科学的研究を集約すると、効果的な記憶術は「最初のインプットから7日以内に3回アウトプットする」。
- マーカーでラインを引いたり、メモをしたり、しながら読むだけで、脳は何倍も活性化され、それだけ本の内容が記憶に残りやすくなる。
→読むことが目的ではなく、「どう感じるか」そして「どう変われるか」が重要。そのためには「気づき」や「ひらめき」をドンドン書き込んでいく。 - ①全体を把握する②本を読む目的を設定する③「速読」か「精読」を決める
HOW
- 人生の1割に相当するスキマ時間を「浪費」に使うのか、「自己投資」に使うのか。この時間の使い方で人生は変わる。
- 「おもしろい」「ためになった」を連呼してもだめで、具体的にどこがためになったのか、本の内容を要約しながら、相手に伝える。
- 15分という時間は脳科学的に見ても「極めて集中した仕事ができる時間のブロック」である。
本の選択術
- 1冊1冊を真剣に選んでいくことで、真の自己成長につながる「ホームラン本」と出合う確率を飛躍的に高めることができる。
- ベストセラーか、売れているかに惑わされず、「自分が読みたい」「自分に必要な本」を厳密に見極めて、それを読むべき。
- 「広げる読書」「深める読書」。今の自分に必要なのはどちらなのか。本を選ぶ場合、そこを意識するだけでも、自分の必要な本と巡り合える可能性が飛躍的に高まる。
読書感想
オススメ度:★★★★★★★★☆☆
ビフォー |
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気づき |
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TO DO |
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樺沢紫苑先生の本は多分2冊目。具体的に読書はこうするべきという指針を読書術・選び方を含めて教えてくれる親切な本。インプット・アウトプットのやる気を起こしてくれることはありがたい。
読書が好きならばその効果を最大限に活かすためにも読むべき本。知っているような情報もあったため、★は8つ。