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「はじめる」「締め切る」「昨日と変わる」ことでゴールを見据えるカメになろう / 「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 [ イ・ミンギュ ]

「はじめる」「締め切る」「昨日と変わる」ことでゴールを見据えるカメになろう

「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法

イ・ミンギュ=著

筆者について

イ・ミンギュ

心理学博士、臨床心理専門医。檀國大学校特殊教育学科を卒業し、ソウル大学校大学院心理学科で臨床心理学の修士・博士の学位を取得。ソウル大学校学生生活研究所にカウンセラーとして勤めた後、朝鮮大学校医科大学精神科教授を経て、現在、亜洲大学校心理学科教授として研究を続けている。
2001年には第1回亜洲大学校講義優秀教授賞を受賞。「幸せな人生を手に入れるためには1%だけ変えればいい」という哲学を主張して数多くの人に影響を与え、「1%行動心理学者」と呼ばれている。著書に、韓国で100万部売れたベストセラー『好かれる人は1%が違う』(東洋経済新潮社)をはじめ、『1%だけ変えでも人生が変わる』『肯定の心理学』(ともに未邦訳)などがある。

吉川南(よしかわ みなみ)

翻訳家。韓国の書籍やテレビ番組の字幕など、ジャンル問わず幅広く翻訳を手がけている。訳書に『私は私のままで生きることにした』(ワニブックス)、『あたなにそっと教える夢をかなえる公式』『成功者の話を聞けば君も成功できる』(ともにサンマーク出版)、『毒出し「黒豆」ダイエット』(SBクリエイティブ)など多数。

巻末より引用



本と手に取る前に知りたかったこと、やりたかったこと

  • 後回しになる理由、後回しを避ける方法を知りたい
  • 後回しにしないための習慣を知りたい、身に着けたい
  • 人生を好転させたい

要点

実行力とは

  • 平凡と成功の違いは、知識ではなく実践にあり。実行力こそが真の競争力
  • 成功を手にするには、「ゴールの視覚化」よりも「プロセスの視覚化」の方がずっと重要
  • 変化を起こすには、必ずふたつの理由が必要だ。
    ①今の状況から抜け出さなければならない切迫した理由 ②何が何でも目標を達成すべき切実な理由。

 

目標達成

  • 目標の達成を基準にして逆方向から現在の状況を見れば、選択の幅はずっと狭まる
  • 決心を確実に実践したければ、公開方法をもっとたくさん探してみよう。恥ずかしがらずに公開してたくさんの注目も集めよう
  • 助けを求めるのは、世の中に「実行したい」というシグナルを送るのと同じ。
    尋ねないのは学びたくないということであり、助けを求めないのは切実に望んでいないのと同じだ

 

実践をする方法

はじめる
  • 意欲がわかないことに手を付けるもっともよい戦略は、まず小さなところから始めてみること
  • どうせしなければばならないなら、即断即決で処理するのが良い。 速度は自分を他の人たちと差別化するもっとも効果的な手段であり、アドバンテージをとるためのもっとも確実な要因
  • 目標は大きく持っても小さな単位から始めよう。それが成功したら、次の単位に移ろう。
締め切る
  • 実行力に優れた人の心の中には、いつまでに終わらせる「終了デットライン」といつから始めるかという「開始デットライン」を持っている
  • 自分で締め切りを調整できなければ、結局は締め切りが自分の人生をコントロールすることになる。
  • 成功する者は、将来的に大きな満足を与えてくれるが現在は苦痛な仕事ーつまり、失敗する者が嫌う仕事を先にする
イメージする
  • 周囲の人があなたとどう接するかは、実際どんな人間かというよりも、あなたをどう規定しているかにかかっている。
    同様に、あなたの態度や行動も、あなたがあなた自身をどう規定しているかによって決まる。
  • どんな人でもイメージ以上に高い場所に登ることはできない。イメージほど成功の障害物になるものはない。同時に、イメージほど可能性を高めてくれるものはない。
  • 望むものを手に入れたければ、望まないこと避けたいことについてではなく、望むものとそれを手に入れる方法について考える時間をもっと増やさなければならない
昨日と変わる
  • 人がしていることを昨日と同じようにやって生きていれば、絶対にいまある以上の人生を送ることはできない。
  • 小さなことを、ひとつだけ選ぼう。そして、今日すぐに実行に移そう。明日も、あさっても、しあさっても、毎日一つずつ実行しよう。
  • 昨日と違う明日を迎え、他人と違った人生を生きたければ、昨日と違うことを考え、他人と違うことを行わなければならない

 

読書感想

オススメ度:★★★★★★★★☆

ビフォー
  • 目標は大事。
  • 優先順位をつけることが大切。
気づき
  • 目標設定が大切。さらに達成のためにはプロセスを具体的に計画すること。
  • 目標達成には切迫した理由・切実な理由の両方が必要。
  • 小さなことから始める。
  • 「開始デットライン」という概念を用いれば、始めることに繋げれる。
  • イメージはいい意味でも悪い意味でも成功の可能性を決める。
  • 昨日と比較することで、今日を変えることができる。
TO DO
  • 目標を立てる際にプロセスを含めて立案する
  • 目標には切迫理由と切実理由をともに立てる
  • 計画通りにできなくとも、最小の一歩だけでも進める
  • 開始デットラインをカレンダーに設定する
  • スケジューリングの際に昨日との比較をする
  • ゴールを見て進む。他人との比較は無意味。

 

後回しになる理由をしっかりと理解できた1冊。後回しにしないための具体的な手法についても色々と教えてくれる。

具体的な行動内容としてはよく聞くものだが、それでも行動ができない、目標が達成できない人には確実に役に立つ内容。★8つ。