ヨチヨチ歩きからはじめて右側の人であれ / 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント [ ロバート・T.キヨサキ ]
ヨチヨチ歩きからはじめて右側の人であれ
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント
ロバート・キヨサキ=著 白根美保子=訳
筆者について
ロバート・キヨサキ Robert Kiyosaki
投資家・著述家・教師。日系四世としてハワイで生まれ育ち、ハイスクールを出て、ニューヨーク州の商船アカデミーで学ぶ。卒業後、海兵隊に入隊し、士官、ヘリコプターパイロットとしてベトナムに出征。帰還後、ゼロックス社に勤務。1977年にナイロンとベルクロを使ったサーファー用財布の会社を起こし、全世界で驚異的な売上を記録した。1985年にはビジネスと投資を教える教育会社を起こす。47歳でビジネスを売却し、いったん引退。その間に書き上げた 『金持ち父さん貧乏父さん』が全世界で大ベストセラーとなった。
本と手に取る前に知りたかったこと、やりたかったこと
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右側のクワドラント(Business owner、Investor)に移るために必要なことを知りたい稼ぐ力をつけたい次の目標とアクションを決めたい
要点
間違いを乗り越え、自分の道を見つける
- 頭脳的に高い教育を受けた優等生が失敗するのは恐怖心に支配されるから
- 人生という名のゲームに勝つためには一番多くの間違いを犯して学んでいく
- リスクを自ら進んで背負う人が世界を変える、リスクをなくすために政府に頼る人が多すぎる
クワドラントを理解する
- 右側のクワドラントの仕事は考えること、最も大事で過酷なこと
- Bタイプの成功に必要なもの
①システムを持っていること、コントロールする権限を持っていること
②他人の上に立ってリーダーシップをとる能力を持っていること - 経済的に安定した状態とは、キャッシュフロークワドラントの両方の側にしっかりとした足場を持っている
ビジネスシステム
- 失敗をした時によく自分について学ぶ。だから失敗を恐れるな。
- 真のビジネスは単にシステムだけではない。システムを動かす優れた人間が必要。
- Sなら商品が大切なのもわかる。だが、Bなら商品よりもシステム、教育、人間といったものの方が重要だ。
- デュー・デリジェンス(意見と事実を見極め、やるべきことをやること)を忘れないし、とらわれすぎない
お金の世界のシステム
- Eはシステムのために働く
- Sは本人がシステムとなって働く
- Bはシステムを作り出し、所有し、管理する
- Iはシステムにお金を投資する
お金持ちになるには
- 貧乏は安定を求め、金持ちは自由を求める
- クワドラントの左側から右側に移るために大切なのは「する」ことではなくて「なる」こと
➡考え方や信じていることが中流以下の人間と同じならば、何をやっても中流以下の人間が持ているものしか手に入らない
➡金持ちの「やっていること」は比較的簡単。大きく違うのはどういう人間か。 - 右側に移りたいなら長期にわたって手を貸してくれる「サポートグループ」とすでに右側にいる人で自分を導いてくれる「よき師」、この二つを確保する
右側で成功するために
金持ちになった人たちの3つの特質
- 長期的な見通しとプランを持っている
- あとになって報われることが肝心だと思っている
- 「福利の力」を自分に有利に利用する
キャッシュフローを管理する
人生のCEOになる、君の負債は誰か資産というマインドで生きる
失望をバネにする
- 間違いを犯す
- 最初は小さく始める
- 一番大切なのは行動すること
読書感想
オススメ度:★★★★★★★★★☆
ビフォー | 自分の道を進みたいだけど、不安を伴う 右側のクワドラントになるには資金、気合い、仕組みなどが必要だと思っていた。 右側へ行くための準備とリスクの取り方がわからなかった |
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気づき |
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TO DO | 日常から負債のないライフスタイルにして、資産・負債のフィルターを通して世の中の流れを見てみる。
新事業にて、集客を始めてみる。任せてみる。外注化してみる。 適切に金銭的リスクをとってみて、ビジネスのスキームを理解してみる。 |
金持ち父さん貧乏父さんの続編ということで楽しみにしていたが、SからBに進もうとしている今の状況にすごくフィットした内容だった。
ビジネスや各クワドラントのシステムの理解だけでなく、少しづつBの領域を広げていきたい、広げていけるとわからせてくれた。
金持ち父さん貧乏父さんはストーリー調が話が展開されていたが、キャッシュフロークワドラントは説明が多く理解しやすさもあった。Sから右側に行きたい人には絶対に有益。★9つ。
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